あちゃのヒマラヤ通信

北インド・ヒマラヤ山脈のふもと標高2500Mからお送りする農業・牧畜・生活・文化の記録

ホーリーの日に

3月16日はヒンドゥーの色のお祭り、「ホーリー」でした。 ここの地区では夜0時に巨大な焚き火をし(旧年中にたまった色を清め、新しい色で彩ることを始める、という、リセットのような意味合いがあるそう)、正午から午後3時頃まで人々は「Happy HOLY!…

田舎のお祭り

3月5日~9日、ファグリー・メーラというここの地方のお祭りがありました。 ヒンドゥーではなく、土着の神様をまつるお祭り。町に太鼓やホーンなど古くからの楽器の音と、女性たちの謡声がひびき、民族衣装で正装した人々が谷じゅうから集まり、パコダやジ…

最近のこと

なんせ吹雪で山を下りれない、それどころか町まで下りられても停電、電気がきてもネット回線は復旧しない、そんな感じで今までネットができるチャンスが少なかったです。 まだまだ雪は降りますが、少しずつ、春の植物が顔を出してきています。 電気やネット…

シバラトリー

2月27日はヒンドゥーの神様シバの結婚を祝う日「シバラトリー」でした。 去年は家でお祝いをしたけれど、今年はとある聖地にお祈りをささげに行きました。 朝から断食、水も飲まずに片道四時間。目的地は山のてっぺんにある、雷を祭った場所。 ここでは雷…

羊毛でつくる手紡ぎ毛糸

村のおばあちゃんに、手紡ぎの毛糸で靴下を編んでもらいました。 村産羊毛100%の暖かさにびっくり。そして、一足の靴下を作るまでの仕事量にもびっくり。 この靴下に使われている毛糸は、三本の毛糸を一本に縒って作られています。 市販のアクリル製の毛…

カーストのこと

母の遺品整理が大変だったという話を村人にしたら、遺品整理をするカーストがいるという話をしてくれました。 そのカーストは、人が亡くなるとその家を訪ね、遺族は故人の服などを彼らに渡すそうです。 彼らは、遺品以外の衣類で生活することが禁じられてい…

羊毛の洗濯

羊毛を洗っています。 川辺で燃えそうなものを集めて火をおこして、持ってきた鍋に川の水を張ってお湯を沸かして、まずはお湯で羊毛にこびりついた汚れを落としてから川の水で二度洗い。 三日かかって、羊毛第一弾の洗濯完了です。 川の水がとにかく冷たくて…

冬の訪れ

冷え込んだ日の朝は、干した洗濯物が木の枝にかかったままガチガチに凍り付いて取れない。とりあえずコーヒーをいれようと思ったらエスプレッソマシーンが凍り付いていて開けられない(前の日に半乾きのまま閉じてしまったから)。そもそも水が全部氷になっ…

新年

あけましておめでとうございまーす。 ヒマラヤは旧暦なので、お正月にこれといった祭事はないのですが、食べ物でひっそりとお祝いをしました。 年越しはキール(ドライフルーツのはいった甘いミルク粥)、年明けはスィードゥーという、ベジ肉まんのようなも…

薪集め

チェーンソーを持っている村人から、ガソリンを持ってきてくれたら薪用に木を切ってあげるよと言われ、町で購入したガソリンをペットボトルにつめて村まで運び、木を切ってもらいました。 チェーンソーが村に入ったのは去年の冬。この一年で村中のほとんどの…

写真を色々

雪で村までの道が閉ざされているので、町で雪解け待ち。 天気がいいので、今日の午後には帰れそうです。 最近撮った写真をアップしながら、いろいろ書きます。 先週の土曜日、市庁のあるKullu市にお出かけしていました。 土曜日はシャニーという金属の神様の…

ただいま!

やっと!村に帰ってこれました。 到着初日は村にいることがうまく信じられず、 何度も窓の外の山をちらちら見ながら、村からの景色を確かめていました。 六ヶ月ぶり。ただいま。 今回は冬支度のため、町まで買出しに来ています。 村ではお米が作れないので、…

お待たせしました!ブログ再開

母が死期を迎えていたため、しばらく日本に帰国していました。 先日四十九日を終えて、ヒマラヤに戻る前にガンジス川へ母の散骨へ。 散骨に選んだ場所はガンジス川の最上流、デオプリヤーグ。地名を日本語に直訳すると、神の三角州。 ガンジス川はヒマラヤの…

羊毛を紡ぐ

村人達が紡いでいる羊毛はこんな感じでふわふわしています。 でも、刈ったばかりの羊毛はこんな感じ。 洗って乾かすだけではふわふわにはならないし、羊毛に絡みついた細かいごみは落ちません。 実は、ここからふわふわの羊毛にするまでの過程は機械を使って…

豊かさの基準

何を豊かだと思うかは人によって違う。私とともに暮らすヒマラヤの人々は、私のかつての日本での暮らしこそが豊かだと思っている。きっと、生き方を選択できることこそが豊かな事なんだな。日本には、自分が豊かだと思うものごとを手に入れるチャンスに満ち…

種蒔き

オキナワトウモロコシと、十津川トウモロコシの種を蒔きました。 種を手に入れた土地や、種をくれた人のことを思い出しながら種蒔き。 種を蒔きながら祈る。 インドでたくさんの祈り方を覚えたけれど、私にいちばんしっくりくる祈りというのは、種蒔きの時に…

四方山話 風習のこと

婚礼の儀式(マヌ寺院での契約)を済ませた女性は、月経時に必ず行わなければならないしきたりがある。 月経が始まると、家の中に入る・家のもの(外に干してある洗濯物や食器など)にさわることができない。期間は丸1日。 また、この期間中は断食をする。 …

黙々と続けることの難しさ

ヒマラヤ暮らしは一見のどかそうだけど、実際に生活してみるとかなりの精神力が必要だ。 自然とともに生きるということは自分のペースでは生きられないということ。 冬は何日間も電気のない家の中で雪が止むのを待ち続け、春は毎日早朝から日暮れまでひたす…

畑を耕す

どうも、あちゃです。一ヵ月半におよぶ土おこしが終わりました。 ヒマラヤの土おこしの期間はだいたい三月下旬から五月上旬。 標高2500Mの村から3000Mあたりまでが畑のエリアになっています。 標高の低いところから、雪解けを待って耕していきます…

ここにくるまで 4

ヒマラヤ通信番外編<4/4> 完結編! 過去につけていた日記から抜粋して載せています。 2010年08月17日 北インド・ヒマーチャルプラデーシュ州 7時、起床。夜通し降り続いた雨は朝には止んでいて、この時期にしてはめずらしく部屋の中に朝日が差し込んで…

ここにくるまで 3

ヒマラヤ通信番外編<3/4> 過去につけていた日記から抜粋して載せています。 2010年04月05日 ネパール・カトマンドゥ 旅人あちゃからみる日本。 旅をはじめて、様々な人や文化に出会い考えた、私と日本のこと。 「日本が好きだから、世界を見に行く」と…

ここにくるまで 2

ヒマラヤ通信番外編<2/4> 過去につけていた日記から抜粋して載せています。 2010年03月16日 ネパール カトマンドゥ ビザ期限ぎりぎりにインドとネパールの国境を越え、ヒッチハイクをしつつ、飯屋やゲストハウスで働きながら、本日ネパールの首都カトマ…

ヒマラヤに来るまでのこと

どうしてヒマラヤに住んでるの?としばしば聞かれます。 話し始めるとすごく長くなってしまうのでその話題を避けていたのですが、ざっくり言うと、一人旅の末に辿り着いたのがヒマラヤだったから。 ここからの記事は、2009年からの一年半、旅をしていた…

あちゃのヒマラヤ料理教室(ぜんぶ目分量)

料理中の写真がいくつかあったので、今回は村のごはんを少し紹介します。 キール(ミルク粥) お祭りの日や断食後の食べ物。特別な時にだけ作ります。 砂糖とドライフルーツたっぷりの甘いお粥。 作り方 ①暖めた牛乳に砂糖を溶かして、炊いたお米を入れる。 …

まだちらちらと雪は降りますが、だいぶ春めいてきました。 木についた新芽が少しずつ伸び、山々を抜ける風の音が変わってきます。 新芽がこすれる音が集まって、春の風の音になるんですな。 そう思うと、ただ空気が動く気配だけがする冬の風はすごく神聖だっ…

冬の終わりの光景

おそらく今冬最後の雪が降りました。 村に電気は通っていますが、雨や雪、風の強い日はまず間違いなく停電します。 この電柱は4年前にできたもの。もちろん停電中。 一晩で腰まで雪が積もりました。 家の裏手。雪で通行不能。 家のエントランス。朝起きてま…

雪解け

三月、雪解け。村から街へ出る道が開いたので、やっと街に下りてくることができました。 今回街に下りた目的は、明日行われるヒンドゥーのお祭り「シバラトリー」の儀式のための買出し。ナッツとドライフルーツで作る甘いミルク粥「キール」の材料と、練り香…

おうち紹介

牛の放牧中。 このおうちに半年間住んでいました。 今は別のところ。 村の写真。標高2500M。

ブログ開設

ご挨拶代わりに一枚。 標高4000Mの羊達